トライ・アンド・エラーの高速回転がエンゲージメントをつくる

 はじめしゃちょーが公開するのは、身近なものを使って「おもしろ実験」を行ういわゆる「してみた」動画だ。その多くが個人で企画し、自宅で撮影している。

 本人曰く、視聴者の性別や年齢層等を YouTube の解析ツールで確認し、視聴頻度が高い層が日頃話題にしたり、興味を持っている物事や役立ちそうな情報を探して積極的にネタとして取り入れたりしているという。そして、毎日のように制作し、掲載する動画の再生回数、視聴者からのコメントや反響を受けてトライ・アンド・エラーを繰り返し、「視聴者に支持される動画」への精度を高めてきた。

 さらに、握手会や視聴者を動画制作に巻き込むリアルイベントにおいて、直接視聴者からフィードバックを得るなど、視聴者との距離を縮める活動を日頃から行ってきた。その結果、はじめしゃちょーのファンは、魅力的な外見にや内容のおもしろさに加え、毎日気軽に会える「近所のおもしろいお兄ちゃん」と思えるような親しみやすさを感じている。

視聴者参加型企画で最も再生された30人同時PKの動画。
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