「CAINZ INNOVATION HUB」を設置し
尖った人材を呼び込む

アクセンチュア
戦略コンサルティング本部
顧客戦略グループ アジア・パシフィック統括 マネジング・ディレクター
石川 雅崇

同志社大学卒業後、1995年にアクセンチュア入社。ノースウエスタン大学経営大学院(ケロッグ校)アドバンスド ビジネスマネジメント プログラム(エグゼクティブMBA)修了。現在は、成長戦略領域のアジア・パシフィック統括として、デジタルによる企業成長戦略や新規事業戦略の立案、企業変革を推進。グローバルにおけるアクセンチュアの知見/論考を取りまとめるデジタル編集委員の一人。早稲田大学客員教授。「サーキュラー・エコノミー:デジタル時代の成長戦略」(日本経済新聞出版社)監訳。

石川 新たなビジネスモデルへの挑戦となると、やはり人材要件とか、求められるケイパビリティも大きく変わってくると思います。人という意味では、今はどのようなところにチャレンジを感じていますか?

高家 我々はこれまで小売業に専念して30年やって来た会社なので、テクノロジーに関するリテラシーが高いとは言えません。その分野については、もちろん社内メンバーの育成も進めながら、尖った人たちをドンドン外部からも呼び込みたいと思っています。

 ただ、従来の小売業の働き方とは似て非なるところがあります。そこで仕組み作りの2つ目として、新しく「CAINZ INNOVATION HUB」という、尖った人材を集めるための「場」を開設しました。ここを働きやすい環境に整え、ドンドン人を集めていきたいと思っています。

「デジタルアドバイザリーボード」が
最新の技術を見極める

高家 仕組み作りの3つ目として、「デジタルアドバイザリーボード」を2019年3月に設立しました。

 AI業界からは株式会社ABEJAの岡田陽介社長、Fintech業界からは、株式会社マネーフォワードの辻庸介社長、テクノロジーを実際のビジネスへインプリメントするやり方を熟知しているクラスメソッド株式会社の横田聡社長の3人にデジタルアドバイザリーボードメンバーに就任していただきました。

「我々はこんなことをしようとしている、そのためにシリコンバレーのこんな会社の技術を使おうと思っています。技術的な評価としてはどうですか?」など、ボードメンバーに聞いてみるのです。

 我々はテクノロジーに関しては十分な経験があるわけではありません。技術の目利きでもある、各分野の第一人者の意見に真摯に耳を傾け、投資やアライアンスの判断のための1つの指針として活用しようと思っています。