
HBR Staff/Duet Postscriptum/Stocksy/Nednapa Chumjumpa/Getty Images
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企業はロボット掃除機やスマート調理器を活用してもらうことで、家事のストレスが軽減され、消費者の幸福度が高まることを期待している。実際、そのように考えている人は多い。ただし、ロボットの声や顔から「人間らしさ」を感じると、機械に仕事を命じることに罪悪感を覚えて幸福度が低下するなど、企業努力が裏目に出ているケースもある。本稿では、自律型製品のマーケティングを行ううえで重要な3つのポイントを紹介する。
2019年の時点で、ロボット掃除機を所有している米国人は1400万人以上に上る。ロボット芝刈り機が庭の手入れをし、ロボットスーツケースは空港で私たちの後ろをついて回り、スマート調理器は食材を準備してレシピの全工程を実行する。ペットと遊び、ペットの排泄物を始末する自律型製品もある。
こうしたツールは、生活を改善し、家事を軽減して、人々を幸せにすることを目的としている。一部のツールはそれを実現しているが、そうではないものもある。ビジネスリーダーはどうすれば、自社で開発する製品を人が実際に満足して使えるものにできるだろうか。