HBR Staff/George Caswell/ artpartner-images/Getty Images
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高尚な理想を掲げるリーダーが増えているが、実際には組織の非倫理的な行為を目にしても、その問題点を指摘できる倫理的なリーダーはそれほど多くない。なぜ組織の地位が高くなるほど、分別が失われてしまうのか。これは必ずしも個人の問題ではなく、組織に対する帰属意識が高まることに起因する。本稿では、非倫理的行為をとがめられなくなるメカニズムを明らかにし、この状況を改善するための3つの戦略を紹介する。
近年、世界をよくする会社にすると誓うリーダーが相次いでいる。しかし、彼らがその理想を実現できないところを、私たちは何度も繰り返し目撃してきた。リーダーたちは自分の会社で倫理に反する行為が行われた時、なぜ実際には声を上げることができないのか。
この疑問に答えるため、筆者はカリフォルニア大学バークレー校ハーススクール・オブ・ビジネス教授のキャメロン・アンダーソンとともに、カリフォルニア大学バークレー校で一連の調査を実施した。





