
HBR Staff; BRITTA PEDERSEN/Getty Images; National Archives
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企業が新しい製品やサービスを開発した時、特許権や著作権を主張するのは当然の戦略だと信じられている。しかし、所有権を頑なに訴える行為が、自社に損失をもたらしている可能性にも目を向けるべきだ。スペースXやマイクロソフト、ディズニーなどは、あえて所有権を主張しないことが利益をもたらす事実を理解している。本稿では、製品やサービスの所有のあり方をマネジメントする「オーナーシップ・エンジニアリング」を実践するために、3つ戦略を紹介する。
ビジネスの世界では、「所有権」の重要性は火を見るより明らかに思える。新しいものをつくり出した場合は、特許や著作権を取得して、しっかり使用料を徴収すべし、というわけだ。所有権の所在について、曖昧な点を残してはならないとされてきた。
しかし、このような常識は、間違っていることが多い。