
Yaroslav Danylchenko/Stocksy
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どのような仕事をしているのかと尋ねられた時、役職を答えるのは珍しいことではない。しかし、組織の地位や肩書きに見合うような、権限や影響力を行使できていないと感じることもあるだろう。問題は、こうした客観的な「地位によるパワー」と、主観的な「パワーに対する意識」の違いはストレスを生み、後者の変動が大きいほどウェルビーイングの低下を招きかねないことだ。本稿では、主観的なパワーの変動がなぜストレスにつながるかを論じ、それに対処するための4つの方法を紹介する。
たいていの人は、次の質問に数え切れないほど答えてきたはずだ。「仕事は何をしていますか」。そして、多くの人は「プロジェクトマネジャー」「ITサポートスペシャリスト」「営業担当バイスプレジデント」などと答えるだろう。
しかし、役職は、実際の仕事内容を示す「動詞」ではない。組織のヒエラルキーにおける正式な地位を示すはものではあるが、職場で日々、その時々に、自分がどれほどのパワー、すなわち権限や影響力を行使できると「感じている」かについては、役職に必ずしも反映されていないのだ。