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退職を決断した時、その意向を上司に伝える時は不安や恐れがつきまとう。新たな旅立ちを応援してくれればよいが、上司も人間だ。「あれだけ面倒を見てやったのに」と激怒することもあれば、「あんな会社で働きたがる人はいない」と転職先を中傷されることもあるかもしれない。上司がどのような反応をするかは予測困難であるため、あらかじめ戦略を立てておくことが欠かせない。本稿では、上司が見せる感情反応を5つに分け、それぞれの状況に応じたシナリオを紹介する。


 多くのプロフェッショナルと同じように、あなたも最近、会社を辞める計画を立てているところかもしれない。最近の調査では、実に労働者の44%が新しい仕事を探していることが明らかになった。

 退職を決断することも容易ではないが、その意向を上司に伝えることのほうが難しく感じるケースは少なくない。ズームであれ、対面であれ、上司と顔を合わせた時、何と言えばよいのか。

 退職とは、基本的に気まずいものだ。結局のところ、あなたの決断によって他の人たちは現状を乱され、仕事の負荷も増える。理想を言えば、上司から「おめでとう。次のステップとして素晴らしいですね。もちろん、了承します」と、新たな旅立ちを無条件で支持してもらいたい。

 しかし、上司も人間であり、なかなかそうはいかない。会社を辞めるのが自分にとって正しい行動だとわかっていても、多くの従業員が上司に話すことに恐れを感じている。とりわけ不安を感じるのは、ネガティブな反応をされた時、どう対応すればよいかという点だ。

 筆者らのエグゼクティブコーチとしての経験から、従業員が退職を申し出た時、上司が見せる感情反応は大きく5つに分かれることがわかった。あなたの上司が、決断を支持し、応援してくれる人物であることを願いたい。しかし、万一の場合に備えて、5つのシナリオを紹介しよう。気まずい雰囲気で職場を去ることがないように、それぞれの状況で上司に何と言えばよいのだろうか。