●自分の上司に明確な説明とサポートを求める

 あなたは一人ではない。そのことを忘れてはいけない。自分の評価について恥ずかしいと感じたり、自己防御的になったりした場合には、一呼吸置いたうえで「上司に何をしてもらう必要があるか」と自問する。

 頭の中が整理できたら、上司にメールを送り、フォローアップミーティングの予定を入れよう。メールやスラックではなく、対面やビデオ通話で、上司からフィードバックを受ける場を設けることで、ボディランゲージなどの非言語コミュニケーションにも注意を向けることができる。

 また、対面で支援を求めれば、上司としても断ったり、要求を無視したりすることが難しくなるため、より効果的だ。

 ●自分のリーダーシップスタイルを見直す

 自分のリーダーシップのあり方を検証したうえで、今後、どのように変化させることができるかを見極める。以下の質問について、自問してみてほしい。

・自分のリーダーシップは現在、どのように機能しているか。もし変化が必要ならば、それはどのようなものか。
・それぞれのチームメンバーに、具体的にどのような成果に対する責任を持たせているか。
・状況の深刻さに関して、リーダーシップに透明性を確保できているか。

 ●チームの目標を共創する

 チームの成功のために自分自身ですべての責任を抱え込もうとしてはいけない。チームにも責任を問う必要がある。ただし、チームがミスを犯した時、それに対処し、チームが前に進むのを助けるのは、あなたの責務だ。

 それと同じように重要なのは、チームメンバーに積極的に働きかけて、目標を共創することだ。たとえば、個人面談の際には、各自がどのような目標を持ち、それに向かってどう取り組んでいるのかを話し合う準備をしてもらうのがよいだろう。チームリーダーとして、以下について自問する。

・それぞれのチームメンバーがどこに重点を置くべきかわかるように、明確なフィードバックを行ったか。
・目標をどのように設定し、文書化してほしいと伝えたか。
・各自の状況をどのように把握するのがよいか。

 目標を設定する際には、あなたはリーダーとして、よりいっそう部下と直接関わるようにしなければならない。何事も偶然に任せていてはいけない。頻繁にコミュニケーションを取り、チームで定期的にミーティングを実施しよう。