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予測不可能な環境で組織が生き残るには、レジリエンスが重要であると誰もが承知していることだろう。しかし、レジリエンスの基盤として心理的安全性を確保しなけれならないにもかかわらず、その重要性が十分に理解されているとはいえない。本稿では、レジリエンス強化のカギとなるインテグリティ、イノベーション、インクルージョンを最大限に引き出すために心理的安全性が必要な理由を論じたうえで、心理的安全性を構築するにあたって何が障害になるのか、そして心理的安全性はどのようにして高めることができるのかを解説する。
レジリエンス強化のカギを握る3つの文化的側面
パンデミックと地政学的な不安定さ、予測不可能な市場の状況が相まって、組織のレジリエンスは「砂漠における食糧のようなもの」、つまり生き残るには不可欠だが、自力で育てるのは難しい存在となっている。