ストレッチアサインメント
余裕がある場合は、社内の別の部署に声をかけて仕事を引き受けよう。そうすることで、会社に価値をもたらすだけでなく、あなた自身の認知度も高まる。
ストレッチアサインメントでは、新たなスキルや高度なスキルを学ぶと同時に、機会を与えてくれた人に向けて、それらのスキルを証明することも大切だ。そうすることで、プロジェクト自体があまり注目されていなくても、少なくとも一人はあなたが何を達成したかを知ることになる。
重要なのは、このようなストレッチアサインメントが本業の妨げになることはない、ということだ。仕事が増えることに抵抗を感じるかもしれないが、忘れてはならないのは、目標はあくまでも、自分のスキルを高め続けることにある。そうすることで、次の機会に登用される可能性が高まり、会社にとって代わりのいない貴重な存在になることができるのだ。
メンターシップ
メンターは話を聞くだけでなく、それ以上のものを提供してくれる。直属の上司や部署の枠を超えた、あなたにふさわしいメンターは、仕事やスキルアップの方法について新しい視点を示し、これまでとは異なる視点で考えるように促してくれるだろう。
仕事に没頭していると、担当している業務の大きな目的に気づかないものだ。組織のシニアリーダーでもあるメンターは、これまで会社が成長してきた軌跡や、これからの会社の成長や戦略の転換に伴って必要となる能力について、より深い知識を持っている。
どのようなハードスキルが必要であるかをメンターが把握していなくても、部門を超えたコミュニケーションや複雑な問題解決、ステークホルダーとの調整、インクルーシブリーダーシップといったソフトスキルの習得が、従業員をより高いレベルへと引き上げてくれる。
問題に対して異なる視点を持つことで、あらゆる仕事において重要なソートリーダーシップを向上させ、将来、機会が訪れた時に有力な候補者になることができるだろう。
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仕事を変えたい場合であれ、次のレベルの職務に備える場合であれ、最も重要なのは、常にスキルアップを図る必要があると理解することだ。ビジネスの需要の変化に伴って仕事も変化し、従業員はますます高まる期待に対して自分の価値を証明することが求められる。自分のスキルレベルを上げて前に進むことができる時に、出遅れてはいけない。
"5 Ways to Acquire New Skills Without Going Back to School" HBR.org, December 05, 2022.