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面接中、候補者がAIを使っていることに気づいたら
採用面接でいくつか質問をしたところで、「あれ」と違和感を覚える。やけに回答が洗練されている(あるいは洗練されすぎている)。こちらの質問の後、いつも少し間が空く。そして視線がカメラの外を泳いでいる。チャットGPTが回答を示しているのは、ほぼ間違いない。
AI時代の採用へようこそ。テクノロジーは候補者の面接準備を助けるだけでなく、面接の代行までしてくれる時代だ。不快感を覚えるかもしれないが、けっして驚くべきことではないと、エグゼクティブ人材紹介会社コーダ・サーチ・アンド・スタッフィング(Coda Search & Staffing)のテクノロジー採用担当マネジングディレクターのマイク・カイルは言う。「採用担当者がチャットGPTを使って職務記述書を作成し、AIで応募者をふるいにかけているならば、候補者が面接でチャットGPTを使ったとしても、驚くべきことではないはずだ」
AIを避けて通れないいまの時代に、リーダーらは新たな課題に直面している。チャットボットが回答を引き受けている時、どうすれば相手の真の能力を評価できるのか。採用マネジャーは、候補者に画面共有を求めてAIを使っていないことを証明させたいという誘惑に駆られるかもしれない。だが、それは相手を信用していないと言っているも同然であり、候補者を遠ざけるという逆効果をもたらす可能性がある。
より賢いアプローチは、面接の方法を見直すことだと、トロント大学ロットマンスクール・オブ・マネジメントのティジアナ・カシアロ教授(組織行動学)は言う。「探偵のように振る舞って、候補者の行動を監視すべきではない」と彼女は言う。「目指すべきは、チャットGPTの回答を読み上げるだけでは通用しない面接環境をつくることだ」
言い換えると、AIを使っていることを暴こうとする必要はない。それよりも、候補者がAIには再現できないヒューマンスキルを持っているかどうかに注目するのだ。そこで心がけるべき5つのポイントを紹介しよう。
採用候補者はうまく雰囲気を読み、社会的なサインに反応できるか
たしかに、奇妙な間やさまよう視線、ぎこちない話し方など、サインはいくつかある。しかし、それがAIによるものであれ、単に面接への緊張であれ、重要なのは社会的なサインを読み取って適応できるという、基本的な対人スキルを候補者が持っているかどうかだ。






