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自分の貢献をどう説明すべきか
どのようなレベルの仕事においても可視性は重要だが、役職が上にいくほど、それは絶対的に必要になる。ビジネスへの影響力や、肩書きに見合う高い報酬を正当化できなければならない。あなたに向けられる視線が増え、あなたの行動すべてにより厳しいチェックが入る。
だが、昇進するにつれて、自分の貢献を説明するのは難しくなる。日々の実務からは遠ざかる一方だからだ。もう自分で財務モデリングをしたり、バグを解決したり、データを抽出したりすることはない。それらはあなたのチームの仕事だ。だから、最近何を成し遂げたかと聞かれた時、「他人の手柄を奪うことなく、自分の価値を明確に説明するにはどうすればよいのか」と、あなたは考えあぐねることだろう。
ほとんどのリーダーは、2つの方向のどちらかを取る。一方は、「私のチームは大仕事をやり遂げた」とか「現場の皆を大いに称えたい。私はただ彼らの邪魔をしないようにした」などと言って、直接の回答を避ける。これは謙虚に聞こえるが、自分の役割を控えめに語ると、経営権を持つ人たちは、実際のところ、あなたはどのような貢献をしたのかと疑問に思い始める。すべてチームがしてくれたのなら、何のためにあなたを雇ったのかということになる。
逆に、やたらと注目を集めようとするリーダーもいる。チームが結果を出すのを可能にし、障害を取り除き、方向を示しただけなのに、「私がこの部門を立て直した」と言ったりする。そのために、直属の部下たちが自分の役割を無視されたと感じたなら、あなたの信頼は失われる。
このような時、他者の成功を見劣りさせずに、自分の成功を明確にできる中間点が存在する。シニアリーダーとしてのインパクトを正直に伝えて、信頼を築き、相応の評価を得る方法を紹介しよう。
まず「私たち」を主語にしてから「私」を語る
特定の人やチームに感謝し、それから自分自身の努力を語ろう。このようにすると、まず他者を称えてから、あなたの貢献を明確に示すことができる。いきなり「私が」と語るより信頼性も高い。ほとんどのシニアリーダーの仕事は、他者を通じて行われるのだから。
次のような言い方ができるだろう。
・「我々は今四半期の目標の104%を達成した。イジーとマヌエルは人材パイプラインを育てる素晴らしい働きをした。私はその領域を再編して責任を明確にした」
・「法務と財務は24時間体制で働き、この取引の早期成立を可能にしてくれた。私はエグゼクティブと話をして、そこで示された懸念に対処し、交渉の長期化を防いだ」
スケールを明らかにする
日常的な実務から離れると、あなたの成功は、あなたが動かしているものの規模や複雑さによって測定される。コンテクストもなく「私がこのキャンペーンをリードした」とか「私がオペレーションを管理した」と言っても、大したことは伝わらない。キャンペーンといっても数百ドル規模のテストもあれば、百万ドル規模のリブランディングもある。また、オペレーションは、一つの倉庫のオペレーションかもしれないし、グローバルなサプライチェーンのことかもしれない。予算や顧客へのインパクト、スケジュールなどの詳細情報がなければ、あなたがどのレベルでオペレーションを動かしたのかわからない。







