-
Xでシェア
-
Facebookでシェア
-
LINEでシェア
-
LinkedInでシェア
-
記事をクリップ
-
記事を印刷
以前ほど仕事にエネルギーを感じられなくなった時
キャリアの初期において、あなたは難しいプロジェクトに自分から手を挙げ、遅くまで残業し、成果を出すことに誇りを持っていたものだろう。それは効果があった。昇進し、「仕事ができる人」という評判を築き、リーダーになった。ただ、それも昔の話だ。いまでは、かつてあなたを活気づけていた野心が、あなたを疲れ果てさせている。かつて自分が決めた基準は、途中でやめられないランニングマシンのように感じられる。
臨床心理学者で、The Happy High Achiever(未訳)の著者であるメアリー・アンダーソンによると、これはトップパフォーマーに共通するパターンだ。アンダーソンは診察で、それを繰り返し見てきた。野心的で実績があり、キャリアのピークにあり、あらゆる目標を達成してきた人たちが、空虚感を覚えている。「自分の卓越性を楽しんでいない」とアンダーソンは言う。「むしろ圧倒され、疲れ果て、(ストレスホルモンの)コルチゾールだらけになっている」
こうなると、多くの人にとって危機が訪れると、ペンシルバニア大学ウォートンスクールの教授で組織心理学者のエイミー・ウジェスニェフスキは指摘する。「莫大な努力とエネルギーがそれまでの成功を支えてきたのに、突然それを維持できなくなるのだから恐怖だろう」と彼女は言う。「だが、以前はうまくいっていたことについて自分を責めるのではなく、なぜ状況が変わったのかを理解することにエネルギーをそそぐべきだ」
まず、次の5つを自問してみよう。
1. これはエンジンの問題なのか、それとも燃料の問題なのか
野心が低下したのには原因がある。それを2つの視点で考えてみると役に立つだろう。エンジンが摩耗しているか、それとも燃料が変わったのか、だ。
エンジンに問題があるなら、機械(つまり体)が古くなっているということだ。いまも仕事を愛しているが、体力を回復するのに時間がかかるようになり、以前のような馬力もない。「若い時は、睡眠時間が短くても走り続けられるし、手早く食べられるものなら何でも食べればよかった」とアンダーソンは言う。「駆け出しの頃は、燃料切れでも働き続けることができた。しかし、それでは体がついていけなくなる」
燃料の問題は少し違う。エンジン自体は問題がないが、それを動かすものが変わってしまったのだ。かつては自然に湧き出ていた熱意を、人為的につくることはできない。「燃料はもう以前ほど火花を散らしていない」とウジェスニェフスキは言う。「もう昔のような気持ちになれない」と気づくのだ。







