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「フラクショナルワーク」への関心の高まり
AIに関連した人員削減のニュースが相次ぐ中、経験豊富なシニアリーダーであっても、自分の仕事がどうなるのかは心配だろう。AIが新人レベルの仕事に与える影響や、中間管理職の消滅については多くが論じられてきた。しかし、リーダー層も、みずからの裁量が減じていることを感じ、レイオフへの不安を募らせている。
シニアリーダーが自営業に転じてキャリアの安定を図ろうと考える時、取締役を引き受けたり、自分のコンサルティング会社を立ち上げたりといった、よく知られている方向性を検討するかもしれない。だが、まだあまり検討されていない選択肢として、フラクショナルワークがあるかもしれない。見落とされがちだが、フラクショナルワークとは、複数の組織で非常勤のリーダーシップポジションを担うことをいう。
フラクショナルワークへの関心は高まっており、労働市場の雇用側も被雇用側もそのトレンドを後押ししている。企業側での関心の高まりは、AIの不確実性と市場が大きく変動する中、より少ないリソースで、より多くを成し遂げるプレッシャーの高まりに牽引されている。労働者側では、収入源の多角化や自律性の獲得、ワークライフバランスの改善が、フラクショナルワーカーの増加に寄与している。
そこで、フラクショナルワークに挑戦する前に、自問すべき5つの項目を紹介しておこう。
1. 私はハンズオンの仕事が好きか
リーダーはまず、フラクショナルワークとそれ以外の非常勤の仕事を比較すべきだ。フラクショナルワークは、正社員を雇うほどの仕事量や予算がないスタートアップや中小企業に存在することが多い。こうした企業はチームも小規模でインフラも乏しいため、フラクショナルワーカーの役割は極めて実務的であることが多い。これは複数のポジションを兼任したり、ゼロから物事を築くのが好きなリーダーに向いている。一方、大企業勤務や狭い専門分野の仕事、実行を担当しないことを望むリーダーには、アドバイザーや取締役、投資家、コンサルタントなどの仕事のほうが向いているかもしれない。
2. 顧客はどこで確保できるのか
リーダーが「フラクショナル化」を思い留まる最大の理由の一つは、継続的に顧客を獲得しなければいけないことだ。自分のサービスを直接売り込むのは難しいと感じるかもしれないが、あなたの強みに合ったフラクショナルワーク獲得戦略を見つけることは可能だ。フラクショナルワーカーが顧客リストを増やすために活用している5つのアプローチを紹介しよう。
・創業者会議でスタートアップや中小企業の経営陣とネットワークをつくったり、面識のない相手に飛び込みでメールを送ったりする。
・地元のベンチャーキャピタルやスタートアップ・インキュベーター向けのイベントを通じて、「投資先企業がフラクショナルワーカーを必要としている」と考える投資家と知り合う。
・フラクショナルワーカー向けプラットフォームを通じて求人に応募する。
・ソーシャルメディアやマーケティングを通じて強力なブランドを築く。
・過去の顧客や同僚から仕事を紹介してもらう。





