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知見を求める人々に向けた
廉価版MBAとして発刊
『エコノミスト』誌2000年1月号のなかで、『ハーバード・ビジネス・レビュー』(HBR)誌は「マネジメントに関して話し合うべき議題をほぼ独力で明確にした刊行物」として称賛に浴した。
90年前にHBR誌を創刊したハーバード・ビジネス・スクール(HBS)第2代学長のウォレス・ドナムがこれを目にしたら、間違いなく驚いたことだろう。初版6000部だったHBR誌が、経営を学ぶ人々によりよい経営手法を身につけさせる以上の存在になろうとは、ドナムは想像もしていなかったはずだ。
しかし創刊から数十年を経た現在、HBR誌はビジネス・リーダーに物事の正しいやり方を教えるだけではなく、正しい行動の定義においても権威を持つようになったことから、冒頭で紹介した『エコノミスト』誌の言葉は正鵠を射ている。