岡本さんは、「LIXILに入って、エクステリアの世界に出会って、やっと本当に自分のやりたいことが見つかりました。街並みや人の心に花を咲かせたい。それが、私の夢なんです。どんなに忙しい時でも、自分の夢があると乗り越えられる」ということで、絵のタイトルは「Mon rêve 私の夢」。

岡本恭枝さん
ハートの中央を貫く赤い線は、予定外のもの。行動に移すことが大事であるという強い信念を表現したくなり、途中で入れることにしたのだそうです。
描いていく過程で、文章では表せなかった自分の想いがあふれてくることも、このワークの醍醐味です。
今さんの絵は、岡本さんと同じくハートがモチーフ。タイトルは、「暗から明へ」です。
「私は、会社に入る前に友達に、『本当は人に興味がないんじゃないのか』と言われたことが、悔しかったんですよね。そんなことはないと自分では思っていて。だからこの人材開発の仕事では、人の背中を押したり、モチベートしたりすることを大切にしています」
真ん中の赤い部分がハートを支えるような構図になっていますが、それがうまくイメージ通りに描けなかったという今さん。「人を支えるとはどういうことか、まだ十分考えられてないんじゃないか」と、描くことをきっかけにこれからの課題も見つかったようです。

今大樹さん
“おいしそう”“きれい”“ハッピー”など、ポジティブな感想が集まったのが、近石さんの絵です。作者の意図は?
「仕事で大切にしていることは、思いやりと気配りです。最初に描こうとしたのは、いろいろな人を表したシャボン玉だったんです。途中で、仕事のフィールドや価値観といったことを、流れる川で表現しようと思ってリボンのような線を描き足しました。岡本さんからの“みんなの幸せが自分の幸せ”という感想がうれしくって。想いが伝わったようで、感動しています」
タイトルは「虹 Rainbow」と、美しくまとまりました。
最後は藤森さんの絵です。藤森さんの感想は「最終的には、全部自分になった」……? 果たしてどんな絵が出来上がったのでしょうか。
藤森さんの描いた絵、それに込めた想いは、発売中のDIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー7月号に掲載されています。

最後は全員で記念写真