一般の管理職研修と異なるのは、GBL育成プログラムに対するトップマネジメントの関心の高さである(表3)。課長レベルの研修でも24%のプログラムでトップ自らが必ず参加すると答えている。部長以上のプログラムでは参加度は更に増え、55%以上となる。筆者の経験ではトップが参加する部分は、上記6つのモジュールのうち、(3)企業理念の理解、(4)自社戦略の理解、(5)アクションラーニングを通じた受講者による戦略提案のいずれかであることがほとんどである。なんといっても海外現地法人のキーマンが一斉に本社に来る機会なので、トップにとっても優先順位が高くなる。また、GBL育成プログラムは、育成だけが目的ではなく、参加者のアセスメントを兼ねていることが多く、それもトップの関心の高さの要因である。