HBR(以下色文字):有給育児休暇をあなたの社会的使命にしようと決めたのはなぜですか。
オハニアン(以下略):正直に言うと娘が生まれるまでは、育児休暇についてあまり考えたことはありませんでした。レディットでは16週間の休暇を認めていました。私はその休暇を使い果たしたところで、有給育児休暇がどれほど重要なのか、身をもって知りました。
妻と私には人より恵まれている点が数え切れないほどあります。たとえば家にはヘルパーがいるし、支えになってくれる家族がいます。ほかにもリソースがあります。しかし妻は、出産後に生命に関わる合併症を引き起こしました[注1]。そんな中で、家族を置いて出社しなければならなかったり、仕事か家族かどちらかを選べと告げられたりしました。当時は、想像もできないことで、グサリと来ました。