
Johannes Mann/Getty Images
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新型コロナウイルス感染症の危機下で、製品開発チームはプロセスを急加速すべくプレッシャーをかけられている。だが、過度のプレッシャーはチームのクリエイティビティを阻害しかねない。一方で、標準的なイノベーションプロセスには、事前調整に時間をかけることが欠かせないとされる。はたして、迅速なイノベーションは実現可能なのか。そこで筆者らが提言するのが、「最小限で適応性のある調整」である。従来の手法に固執せず、むしろ不確実性を味方につけながら、イノベーションに素早く到達するのに必要な戦略を提示する。
新型コロナウイルス感染症による危機は、多くの製品開発チームを苦境に追い込んでいる。彼らはプロセスを急加速するよう求められているが、研究によれば、時間に対する過度のプレッシャーはクリエイティブな仕事を阻害することが明らかになっている。
イノベーションのためのベストプラクティスは事前調整と共通理解を重視しているが、これらはすべて時間がかかり、急いでできるものではない。組織にとって品質を犠牲にすることなく、クリエイティブチームの仕事のスピードを上げることは可能なのだろうか。