●リーダーを最も重要な顧客として扱うよう従業員に促す

 フォーマルな敬意と個人的な関心を重視することで、自宅では従業員が仕事に真剣に取り組んでいないのではないかという、リーダーの懸念を軽減させることができる。

 筆者のクライアントの一人は、パジャマとスリッパ姿で仕事をすることに不快感を覚えている。怠惰で仕事を軽視していると考えているからだ。

 リーダーが保守的な場合は、パーカーをボタンダウンに替えたり、スカーフでおしゃれをしたりするのもいい。従業員は現在の状況下ではそれは偽りであり、不必要だと感じるかもしれないが、重要なピッチに向けてよい印象を与えるのと同じことだ。

 仕事の話に入る前に個人的な関心を示したり、興味深いニュースや記事を共有したりすることで、関係を温めることができる。

 ●組織のサポートを求める

 人事部があなたの味方になってくれるはずだ。人事部は、リーダーの厳しい姿勢をすでに認識していて、在宅勤務が実際には会社に利益をもたらしていることを示す、有益なデータや調査結果を提供してくれる可能性がある。リーダーが現在の不慣れで居心地の悪い職場環境に適応できるように、具体的で頻繁なフィードバックを提供する理解と能力を持ち合わせているかもしれない。

 また、組織の他の上級幹部が仕事のプロセスやチームマネジメントの方法を適応させていたら、その経験をあなたのリーダーと共有してもらえるか尋ねてみるのもいいだろう。

 パンデミックの厳しい現実を考えると、あなたやあなたのチームが、このような形でリーダーの特異な性質に合わせる必要はないと感じるかもしれない。理想的な世界では、それは必要ない。しかし、上級幹部を冷静にさせ、満足させることは、良好な人間関係を管理し、維持することの一部であるのは確かだ。

 あなたのリーダーが時期尚早に従業員に職場復帰するよう圧力をかけていて、全員にとってよりよいバランスが取れるとあなたが考えるなら、上記のアプローチをいくつか実践することで緊張を和らげ、ギャップを埋めることができるかもしれない。


HBR.org原文:What to Do If Your Team Doesn't Want to Go Back to the Office, January 18, 2021.