うわべの忙しさを取り払う
人と会う時は、つながりをつくることを最優先する。テレビ会議をしたり、メールやメッセージに答えたりして1日を過ごすために、出社したい人はいない。しかし、リーダーやマネジャーが、つながりを取り戻すために過ごす場所と許可を従業員に与えなければ、そのようなことが起こりかねない。
対面の交流は、生産性を下げるものではない。イノベーションや心理的安全性、従業員の定着率などを高めるのだ。
人とつながる時間を用意し、守るためには、オフィスにいる間のレスポンスタイムについて目安を決めるよう従業員やチームに促そう。オフィスにいるせいで、仕事の締め切りが重なって、それが曖昧になってしまってはいけない。
仕事が山積みになることへの不安を解消するために、チームミーティングを行わない日を設けることや、集中する時間をあらかじめ確保して、情報の共有は後で行えるようにすることも検討したらよい。
たとえば、金曜日はノー会議デーにする。木曜日までに対面のやり取りで「充電」したら、金曜日は中断されることなく集中できる時間を確保して「仕事をやり遂げる」モードで過ごせるだろう。