11.ビジネスモデルとは何か(そして、どうすればそれをイノベーションできるのか)。
企業が、価値を創造し、確保し、提供する方法。まず現在のビジネスモデルを整理することが、ビジネスモデルのイノベーションに向けた大切な第1歩となる。
12.「低価格市場を愛する」ためには、どうすればよいのか。
低価格志向の顧客が抱える課題を解決するようにビジネスモデルを組み立てよう。
13.自分のアイデアの良し悪しはどう判断するのか。
アイデアの原型に沿って、行動して判断しよう。スコット・クックの「我々が犯してきた失敗の背後には、いつも一見素晴らしく見えるスプレッドシートがある」という忠告を受け入れよう。
14.自分のアイデアについてさらに深く理解するにはどうすればよいのか。
まだわからない重要な事項について、「高い投資利益率」の実験を計画し、実行しよう。
15.自分のアイデアについて、他の人たちを味方につけるにはどうすればよいのか。
アイデアを視覚化したり、顧客から推薦の言葉をもらって、アイデアに魂を吹き込もう。
16.新規事業が拡大するのにはどれくらいの時間がかかるのか。
当初の見込みより時間がかかることがほとんどである。成長するまでじっくりと我慢し、利益が出るのをいらいらしながら待とう。
17.なぜイノベーションはそんなに重要なのか。
常に変化する、という「新たな常識」の世界では、果てしなく変革し続けることが求められるから。
18.なぜイノベーションは難しいのか。
計画されたことを実行するようにつくられた企業がほとんどで、イノベーションを目的とした企業が少ないから。
19.あなたは誰や何に影響を受けたのか。
クレイトン・クリステンセン、ビジャイ・ゴビンダラジャンといった研究者、プロクター・アンド・ギャンブル、シスコシステムズといったイノベーションを追求する最先端企業、そしてマイケル・モーブッシン、ビル・ジェイムズといった思慮に富んだ著者。
20.社内でイノベーションを奨励するにはどうすればよいか。
失敗は、しばしばイノベーションの過程で重要な役割を果たすと考え、あらゆる失敗や失敗らしきことを咎めるのをやめること。