lovelypeace/Getty Images

新型コロナウイルス感染症が終息する兆しが見えない中、事業活動を継続させるために、オフィスを再開する企業も徐々に増えてきた。感染リスクを常に抱える中で、社員を守り、地域コミュニティを守り、会社の評判を守りながら、オフィスを再開するにはどうすればよいのか。筆者らは、8つの問いを提示する。


 3月はじめに「新型コロナウイルス対策で企業が自問すべき8つの問い」という記事を発表したとき、世界全体の患者の数は10万人を下回り、死者数も4000人に満たなかった。その後、感染者数は550万人を突破し、職場を再開しようとする経営者たちは、3月はじめとはまったく異なる問題に直面している。

 これまでのように、企業は機敏に行動し、それぞれの地域の実情と、変わり続ける指針と慣行に注意を払う必要がある。本稿では、いま経営者が問うべき8つの問いについて考えたい。