雇うことと雇われること

 選考の過程ですべての人がこの質問をされる時、説得力のある答えは、その人の好奇心や効率性、方法論のレベルが高いことを物語るだろう。

 採用担当者は、以下の点を留意すべきだ。

・何を学習と見なすかについて、包摂的で頭の柔らかい考え方をする:これは文化や個人の違いを理解するという意味でもある。そして、学びの対象となるコンテンツは目まぐるしいほど増え続けている。講座、書籍、人、詩、パフォーマンス支援ツール、歌、映画、会話、観察、考察、記憶など、さまざまなコンテンツをどのように理解しているのか。コンテンツの洪水にどう対応するのか。最も関連性の高いものをどのように選択し、充実感を高めて、パフォーマンスレベルを長期的に向上させるような方法で調理して消化しているのか。

・候補者が最近学んだことについて質問する:会社が想定している彼らの職務に、それをどのように活かすことができるか。

・自分も同じ質問をされた時の準備をする:会社で特に価値が高いと考えられているスキルを意識して答える。通常は20~100種類のスキル、行動、価値観になり、慎重に選ばなければならない。

 採用候補者であれば、以下の点を留意すべきだ。

・学習に関する企業の文化や施設について質問する:自分がこれから参加することになるかもしれない環境を理解するのに役立ち、学習への関心の高さを将来の雇用主に示すこともできる。

・どのように学習しているのかと、質問されるのを待つ必要はない:会話の中で適切なタイミングに、自分から説得力のある説明をしよう。

・先に挙げた採用担当者からの質問に、すべて答えられるように準備する。