対談連載「経営学の最前線を訪ねて」概要

 ビジネスパーソンはもちろん、学生や研究者からも好評を博し、9.5万部を突破した入山章栄氏の著書『世界標準の経営理論』。本書は、約30の経営理論を網羅しており、これらの理論はビジネスの「思考の軸」として活用できる。内容は章ごとに完結しており、いつ、どこから読んでも良い。ビジネスに関わる全ての人が、辞書のように利用できるのが特徴だ。

 入山氏がこの『世界標準の経営理論』の執筆過程で感じたのが、世界の経営学とはまた異なる、日本の経営学独自の豊かさやおもしろさであった。本連載では、入山氏が日本で活躍する経営学者と対談し、それぞれの研究やアイデア、視点を交換することで生まれる化学反応を楽しむ。

「経営学の最前線を訪ねて」記事一覧

 第7回 前編 「企業の歴史」の何を語るかで、競争力は変化する
 第7回 後編 企業の強みは「長期の時間軸」で解き明かす
 理論×歴史で企業を分析する 酒井健氏(東北大学)

第6回 酒井 健氏 東北大学大学院 経済学研究科 准教授


 第6回 前編 職場に必要なのはブルーでもホワイトでもない「ライトブルー人材」
 第6回 後編 ビジネスの正論を疑い「負の側面」を明らかにする
 現場で得た知見が研究のベース 大木清弘氏(東京大学)

第6回 大木 清弘氏 東京大学大学院 経済学研究科 准教授

 第5回 前編 「小さな改良」と「イノベーション」を分けることの問題点
 第5回 後編 経営学者が世界で戦うカギは、シミュレーションにある
 平成生まれの気鋭の経営学者 岩尾俊兵氏(慶應義塾大学)
 

第5回 岩尾 俊兵氏
慶應義塾大学 商学部 専任講師

 
  第4回 前編 スタートアップ・エコシステム研究に学ぶ「人的ネットワーク」の作り方
 第4回 後編 ビジネスパーソンに、経営学者への転身を勧める理由
 実務とアカデミアを研究でつなげる 芦澤美智子氏(横浜市立大学)

第4回 芦澤 美智子氏
横浜市立大学 国際商学部 准教授

 
   第3回 前編 日本経済に必要なのは、「次なるGAFA」ではない
 第3回 後編 留学経験は、研究における自信と発信を生む 
 世界と日本の経営学を知る 淺羽茂氏(早稲田大学、前「組織学会」会長)

第3回 淺羽茂氏
早稲田大学大学院 経営管理研究科(ビジネススクール)教授

 

 第2回 前編「スター社員」とそうでない人を、分ける要因は何か
 第2回 後編 経営学者としてインパクトのある発信を目指す意味
 採用・育成を科学する 服部泰宏氏(神戸大学)

第2回 服部泰宏氏
神戸大学 大学院経営学研究科 准教授

 

 第1回 前編「自動車のパソコン化」は言われるほど簡単に起きない
 第1回 後編 世界を制するために、日本企業はプロレスに学べ
 ものづくり研究の第一人者 藤本隆宏氏(早稲田大学)

第1回 藤本隆宏氏
早稲田大学 大学院経営管理研究科(ビジネススクール) 教授
写真:鈴木愛子

 

【関連論文】
入山章栄氏と野中郁次郎氏による対談
「いまこそ、知の作法を身につけよ」(DHBR2020年6月号)

動画連載「入山章栄の世界標準の経営理論」

『世界標準の経営理論』を動画で完全解説!人気経営学者の入山章栄氏による特別レクチャー企画。1理論約10分で、世界で主要な30の経営理論が全て分かる。SCP理論、ゲーム理論、知の探索・知の深化の理論など、ビジネスパーソンにこそ知ってほしい経営理論が続々登場。ここでしか見られない、圧倒的に面白い講義の始まりです!

★動画連載「入山章栄の世界標準の経営理論」の詳細はこちら

【著作紹介】

『世界標準の経営理論』(ダイヤモンド社)

世界の経営学では、複雑なビジネス・経営・組織のメカニズムを解き明かすために、「経営理論」が発展してきた。
その膨大な検証の蓄積から、「ビジネスの真理に肉薄している可能性が高い」として生き残ってきた「標準理論」とでも言うべきものが、約30ある。まさに世界の最高レベルの経営学者の、英知の結集である。これは、その標準理論を解放し、可能なかぎり網羅・体系的に、そして圧倒的なわかりやすさでまとめた史上初の書籍である。
本書は、大学生・(社会人)大学院生などには、初めて完全に体系化された「経営理論の教科書」となり、研究者には自身の専門以外の知見を得る「ガイドブック」となり、そしてビジネスパーソンには、ご自身の思考を深め、解放させる「軸」となるだろう。正解のない時代にこそ必要な「思考の軸」を、本書で得てほしい。

お買い求めはこちら
[Amazon.co.jp][紀伊國屋書店][楽天ブックス]