●同じ生活パターンの人たちを見つける

 もう一つの選択肢は、秋以降の家族のスケジュールを踏まえ、そのスケジュールと部分的に重なる人たちを見つけることである。

 たとえば、子どもが同じ学校に通っていて送迎時間が重なる家族、あるいは子どもが同じサッカーチームに属する家族、同じ保育園に子どもを通わせている家族などが候補になるだろう。そうした3~4家族と知り合いになり、いざという時に頼みごとができるように約束を交わすことを検討してみる。

 たとえば、次のような提案もできるだろう。

「私は秋から勤務スケジュールの関係で、火曜、水曜、木曜にオフィスに行かなければなりません。その日に帰宅が遅れたり、急用ができたりした場合、カラとクリスの学校への送迎をお願いできないでしょうか。月曜と金曜であれば、私も同じようにあなたをサポートできます。自動車用のチャイルドシートは子どもたちが持っていきます」

 これができれば、サッカーの練習後の迎えに間に合わない時や、病気になった子どもの世話をしなければならないのに別の子どもを学校へ送っていく必要がある時には、特に助かるだろう。こうした場合、すぐに電話をかけて助けを求められる人たちが控えているのだ。

 留意すべきは、子どもの座席の位置や運転のルールなども含め、他の家族が自分の子どもをどうケアするかについて、あなたが不安を感じることがなく、相手もあなたのやり方に不安を持っていないという点である。

 ここでカギとなるのは、後になって生じる問題を最小化ないしは解消するために、あらかじめ過剰と思えるほど明確にコミュニケーションを図り、互いの期待について同意しておくことだ。