●「プロ」の控え選手を用意する

 これは、私たちの多くがパンデミック前に頼っていた定番の選択肢だ。お金を払って依頼する「プロ」の控え選手、すなわちベビーシッターやナニー、家庭教師である。

 これらのプロ集団を構築するには、時間と手間がかかる。積極的に探し出し、面接を行い、管理する必要があるからだ。その代わり、信頼に値するプロの恩恵にあずかることができる。いざという時に飛んできて、必要な対応をしてくれる。

 まずは、かつて「控え選手」だった人全員に連絡を取り、いまも対応可能か、一定時間助けてもらえるどうかを尋ねてみるとよい。

 週1回、決まった時間に依頼する可能性もあるし、週によって依頼する時間数が変わるかもしれない。あるいは、最後の最後で他の手段が使えなくなった時に備えて待機してもらうことも考えられる。

 既存の関係をどれだけ復活できるかによって、新たに何人か加わってもらう必要が生じるかもしれない。方法はいつもと同じで、周りに相談したり、親同士や近隣のフォーラムに投稿したり、子どものケア専門のサービスを利用したりする。

 控え選手となるシッターとして最低でも2~3人、土壇場で依頼する必要がある場合にはさらに人数を増やしておくことが必要だ。控え選手の人数が多ければ多いほど、必要な時に助けてもらえる可能性が高くなる。

 また、自分の雇用主に確認して、会社にどのような支援策が備わっているかを尋ねてみよう。パンデミックの最中、家族のケアが従業員のニーズとして最も高かったことから、多くの企業が支援プログラムを拡充している。職場のオンサイトでのオプションから、子育て支援の補助金のようなものまで選べる可能性がある。