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キャリアを前進させるには、パーソナルブランドの構築が求められる。自分の強みや、特性が広く認識されれば、周囲はあなたに機会を与え、一緒に仕事をしたいと思うからだ。一方で、パーソナルブランドは一朝一夕に築くことができないのも現実だ。多忙なビジネスパーソンが、この難題を克服するには、パーソナルブランディングの取り組みにプロジェクトマネジメントの原則を適用することが有効だ。本稿では、パーソナルブランドをプロジェクトとして管理し、その強化を図るための具体的な方法を紹介する。


 プロフェッショナルの多くはすでに、強力なパーソナルブランドを持つことの価値に気づいている。もしあなたが特定のコンセプトや強み、特性、あるいは観点と結びついていないならば、組織の中で目に留まる存在にはなりえない。

 いまのところは、それでもよいかもしれない。しかし、前に進みたいのならば、何らかの形で頭角を現す必要がある。逆に言えば、強力なパーソナルブランドがあれば、人々はあなたを探し出してでも機会を与え、一緒に仕事をしたいと思うだろう。強力なパーソナルブランドは、一種の「キャリアの保険」のようなものだ。

 しかし、たいていは忙しさに紛れて、強力なパーソナルブランドの構築について継続的に考えたり、集中したりする時間はないと感じている。長い目で見れば有益であることは明白だとしても、である。会議やメール、その他のやるべきことが目白押しの状態で、どうすればこの極めて重要な領域で前進するための時間をひねり出せるだろうか。

 一つの解決策は、パーソナルブランディングの取り組みにプロジェクトマネジメントの原則を適用することだ。

 筆者の一人、ドリー・クラークのパーソナルブランドの構築に関する研究と、もう一人の筆者、アントニオ・ニエト=ロドリゲスのプロジェクトマネジメントの豊かな経験に基づき、筆者らはあるフレームワークを開発した。このフレームワークは「自分の専門能力の認知度を高める」という大切な作業に着手する際、きっと役に立つだろう。

 もちろん、プロジェクトマネジメントのあらゆる要素をパーソナルブランドの構築に適用できるわけではない。たとえば、パーソナルブランディングでは、「プロジェクトのスポンサー」はほとんどの場合、あなた自身だ。

 とはいえ、以下に紹介するプロジェクトマネジメントの6つの原則に従えば、たいていのプロフェッショナルが経験しているように多忙で集中できない環境にあっても、パーソナルブランディングが成功する可能性は格段に高まるだろう。