メンタルヘルスのサポート
最近のオラクルの調査「AI@Work」では、自分にとって成功の意味が変わり、ワークライフバランス、メンタルヘルス、柔軟性などを優先するようになったと88%が回答している。
1万人以上を対象に行ったマーサーの2021年の調査は、「従業員は高度のストレス、不安、燃え尽き症候群(バーンアウト)、恐怖を訴えており、雇用主も耳を傾けている」と論じている。従業員500人以上の組織の76%が、従業員の精神的・感情的健康への対処が今後3~5年の最優先事項だと回答している。
オラクル・クラウドHCMのグローバル製品戦略担当シニア・バイス・プレジデントのイヴェット・キャメロンは筆者とのインタビューで、労働者が雇用主に対してより多くを求めていることをリーダーは認識していると指摘した。
「従業員は膨大なストレスを抱え、仕事と私生活を両立させ、バーンアウトしないよう必死に努力しているが、多くの人はあまりサポートを受けていない」とキャメロンは言う。「ビジネス面では、雇用主はパワーが労働者側にシフトしていることを認識する必要がある。組織は、従業員をバーンアウトさせるのではなく、彼らを育てる強力な文化を構築し、維持することによって、その組織で従業員が働きたいと思う場所を構築する努力をしなければならない」
キャメロンはまた、企業は摩擦をなくすために、あらゆるやり取りにサポートとガイダンスを導入する必要があると述べた。そのために彼女が推奨するのが、以下だ。
・問題が発生した時、一度に多くの情報を提供するのではなく、個別のコミュニケーションに重点を置く。
・従業員の声に耳を傾ける。
・新しい従業員の求めに応えるためにフィードバックを活用し、真の変化を起こす。