●面接中に温かみを伝える

 コロナ禍のせいで、人々はいままで以上に感情レベルで同僚とつながりたいと思っている。あなたの面接担当も、あなたから温かみを感じられることを期待しているかもしれない。

 そこで、雑談では面接官と波長を合わせるようマークマンは勧めている。先方やその家族が元気かと尋ねてみるのもよいかもしれない。

 そして、同じ質問を返された場合に、自分がうまく答えられるように準備しておくといい。「尋ねてくださり、ありがとうございます。こんな状況下でもできる範囲でなんとかやっています」といった具合だ。不要な詳細まで伝える必要はない。

 ●的を射た質問をする

 面接中に質問をする機会を与えられたら、「普通の質問」は全部すべきだとフェルナンデス=アラオスは述べる。たとえば、「この役割に期待されていることは何か」「この役割での成功はどのように測られるか」「私がすべき質問でしていないことは何か」などだ。

 入社後のオンボーディング研修がリモートでどのように行われるのかも聞いておくとよいと、マークマンは勧めている。採用する側は、新入社員が職場に順応するためにどんな支援をしているだろうか。

 職探しは、いつだって容易ではない。特に現在、職を探すことは困難を極める。したがって、探しているあいだはなるべく自分を労ろう

 いまあなたが失業しているのは、あなたの過去の行いのせいではおそらくないはずだ。そして、大勢の人々が同じような境遇にある。

 経済はいつか回復する。そのときまで、あなたは最善を尽くしていることを忘れないでほしい。


HBR.org原文:How to Nail a Job Interview-Remotely, June 22, 2020.


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