1. プライバシーポリシーとオプトインポリシーを明確にする

 米国人の59%が、どの企業が自分の個人情報を利用しているのか知らないと答えているが、それでも関心がないわけではなく、定期的にクッキーを削除したり(41%)、デバイスに広告ブロッカーをインストールしたり(30%)している。

 消費者がメーリングリストにオプトインする際、何に同意し、個人情報がどのように使われるのか、あるいは使われないのかを正確に説明することで、このような理解のギャップを埋めることができる。

 オプトインフォームにプライバシーポリシーを記載することで、登録率に大きな差が出るが、具体的な情報が記載されていることを確認すべきだ。あるマーケターによれば、プライバシーポリシーが曖昧な場合、登録数が19%減少した。そこで、具体的な文言を追加したところ、登録率は急上昇したという。

 たとえば、「100%プライバシー 絶対にスパムを送りません」という文章を、ただ「100%プライバシーを保証します。あなたの情報が共有されることはありません」と変更するだけで、パフォーマンスが19.4%も向上した。

 さらに、ダブルオプトインの設定も検討すべきだ。ダブルオプトインでは、消費者はサイト内のオプトインフォームに入力した後、登録プロセスを完了するために、確認メールによって自分のメールアドレスを認証する必要がある。この追加ステップにより、メールリストのスパムアカウントの数を減らすことができ、また、関心度によってオーディエンスをセグメント化することができる。

 たとえば、最初のステップの後に登録プロセスを離脱したユーザーは何人いるか。このセグメントに対しては、登録プロセスを進めることを促す一連のメールを送る。滞りなく登録が完了したユーザーには、ターゲットが絞られ、パーソナライズされたメールを配信することができる。