多国籍企業は「ボトム・オブ・ピラミッド」に向かう

 企業と市民団体は互いに歩み寄りながら、変化を遂げつつある。そして、この流れは不可逆であろう。

 この5年間に、経済ピラミッドの底辺、すなわちBOP(bottom of pyramid)に属する消費者に注目する企業が登場している。

 一方、深刻を極める貧困から人々を解放するため、仕事と収入を提供できる事業を立ち上げるNGOもちらほら現れ始めた。