ピーター・ドラッカー、マイケル・ポーター、クレイトン・クリステンセン、ヘンリー・ミンツバーグなど、『Harvard Business Review』には世界的論客が数多く寄稿しています。その中から、編集部が10人の巨匠を厳選いたしました。ここでは、彼らの最新論文から過去の作品までを一挙にご覧いただけます。

ピーター F. ドラッカー
1909年、オーストリアのウィーンに生まれる。フランクフルト大学卒業後、経済記者、論説委員として働きながら、国際公法の博士号を取得。1933年に発表した論文がナチス・ドイツの不興を買い、ロンドンへ移住。保険会社のエコノミスト、投資銀行のパートナー補佐などを経験した後に渡米。1943年、ゼネラルモーターズより同社のマネジメントに関する研究を依頼され、これは1946年に上梓された『会社という概念』に結実している。1950年、ニューヨーク大学教授に就任。1971年にクレアモント大学院大学教授に就任した。
産業界に最も影響力の大きい経営思想家として知られ、「分権化」「目標管理」「知識労働者」など、数々のコンセプトと手法を発案してきた。また『Harvard Business Review』には、1950年発表の“Management Must Manage”(経営者の使命)以来、34本の論文を寄稿した。
2005年11月11日、96歳の誕生日を目前にして永眠。